無線遠隔監視システム
無線を使用した遠隔監視システム
携帯電話の届かない場所では無線を使ってデータを送ります。
平成21年の秋、石川県内にある某ダムでは、
ダムの湛水試験時に周囲の斜面の変動状況を把握することを
目的として地盤傾斜計と水位計の観測を行いました。
ダムの上流側には様々な地形の斜面が連なっており、
その中で湛水時に特に影響を受けそうな斜面として5地区、
7地区、8地区の3箇所が選定されました。
3箇所の斜面それぞれには、地盤傾斜計と水位計が設置され、
湛水試験時にはそのデータをリアルタイムでモニタリングできるシステムとしました。
通常は遠隔監視となれば『Web監視システム』の採用となりますが、
この現場はFOMAの電波が弱かったため、代わりに『無線監視システム』を採用しました。
『無線監視システム』はFOMA回線ではなく、
その名の通り無線でデータを送ります。
無線の場合は、電波を飛ばす距離にも限度があるため、
データの集積場所は数百メートル離れたダムの管理支所としました。
<お客様より>
冬季は雪が深いため、現場まで行くのが非常に困難なので、
冬季は雪が深いため、現場まで行くのが非常に困難なので、
管理事務所でデータ回収ができてとても助かりました。とのことでした。
建設中のダム
無線機器の全景
無線監視機器
データ観測装置