土石流災害現場を監視
Webモニタリング観測システム
インターネットでデータ監視
サーバー管理で警報メール
無線警報機で安全管理
鹿児島県南大隅地方で7月に土石流災害が起きました。
平成22年6月1日6月28日の期間に連続日雨量785mmを記録し、
長雨の影響で土石流が発生しました。
地元の地質コンサルから連絡をもらい、すぐに伸縮計と警報器を設置する依頼があり、
機器を点検し、その日に鹿児島に送り、自分も朝5:30のサンダ―バードに乗り込み、
伊丹空港から鹿児島空港に飛び、現場に向かいました。
まずは発注者の担当者に会い、機器の説明と管理体制を確認し、去年12月から発売した
「Webモニタリングシステム」を紹介し、Web上で伸縮計、雨量計のデータをリアルタイムで監視する事を勧め、
了承をもらいました。
現場を目の当たりにし、土砂の量に驚きました。
土砂災害は何度も見ていますが、想像よりすごかったです。
現場には監視小屋が設置され、カメラと望遠鏡で、目視監視を24時間体制で監視していました。
現場には監視小屋が設置され、カメラと望遠鏡で、目視監視を24時間体制で監視していました。
取り急ぎすぐに伸縮計を3台設置しすぐWeb上で見られるようにし、翌日には、
現地警報機(無線警報器)を設置し、土砂排出の工事作業員・監視員へのパトライト・サイレンを設置し、
安全に作業できるようにしました。
発注者・コンサルタントも「Webモニタリングシステム」を設置して大変喜んでもらい、とにかく迅速に設置、
システム運用、構築された事が良かったと、ありがたい言葉をいただきました。
今後も弊社の持ち味である、迅速な設置と現場経験を生かし、災害復旧時に少しでも、
協力出来ればと、思っています。また、現場にフィットした機器販売、設置を心がけたいと思います。
文:塚田敏文
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